膿栓による口臭
口臭は他人にとって迷惑なことであり、それ以上に本人もとても気になるものです。口臭の種類には、生理的口臭・病的口臭・食事や嗜好品等による口臭等があり、歯周病などの心当たりもないのに口臭が気になる場合は、膿栓をチェックしてみた方が良いでしょう。
膿栓とは、咳をした時などに喉の奥から飛び出してくることのある小さな球状の塊で、指で潰すと強烈な悪臭を放つことから、俗にくさい玉・臭い玉等と呼ばれることがあります。膿栓そのものが人体に悪影響を及ぼすことはありませんが、口臭を発生させる原因であるため、発生を抑えるに越したことはありません。
これが口腔内にあると何かこびりついたような感覚を感じます。予防方法として、緑茶や紅茶などでうがいをしたり、歯をしっかり磨いて食べカス等を除去すると良いでしょう。緑茶や紅茶のうがいは、口腔内の汚れを除去すると同時に、茶のカテキンが細菌の増殖を抑制するので効果が大きいのです。
正常な人でも膿栓の見られることはあり、特に症状がなければ放置しても差し障りはありませんが、ロ臭が気になる場合は専門医を訪ねてみるのも良いでしょう。治療法としては、膿栓の吸引や陰窩洗浄、高周波電気で陰窩の表面をつぶしてしまう電気凝固術などがあり、いずれも外来で気軽に受けられる治療ですので、治療の必要性も含めて専門医とよく相談することをお勧めします。
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