心因性の口臭
歯や口の清掃状態もきれいで、客観的に口臭はほとんど認められないのに、自分の口臭を強く気にして、相手の様子などから「自分には口臭があるのではないか」と疑ってしまうのが心因性の口臭です。
このような状態を繰り返していくうちに、徐々に自分の口のにおいに自信が持てなくなって人と会って話をすることを避けたり、行動が消極的になって普通の社会生活が送れなくなってしまう場合もあります。
心因性の口臭は、緊張や疲労などの精神的ストレスによって、唾液の分泌が抑えられるために起こることが多く、不安定な思春期や更年期の世代などを中心に発症する場合が多いです。また清潔志向が必要以上に高くなってしまった若い世代に、口臭恐怖症などになってしまうようなことが多く見られるような症状になります。
一人で悩むような状況をなるべく避けて積極的に気分転換などをするようにしたり、唾液の分泌をうながすような生活習慣を心がけることで改善することをお勧めします。それでも気になるようなら、早めに専門医の診察を受ける方が良いでしょう。必要以上に気にすることによって自身の身体にとって、余計に負担がかかるので、口臭は心因性のものだと診断を受けることによって、少しでも心身の負担を軽くすることが大切なのではないでしょうか。
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